トラウマ

トラウマは「誰にも助けてもらえない」ときになりやすいという趣旨のツイートを見かけた。

 

その通りだなと思った。

 

友達が首を吊った現場に1人で行ったあと、友達だと思ってた人たちは誰も私に寄り添ってくれなかった。

不意に涙が出るような生活を半年続けて、卒業シーズンになったときに、私以外の友達はみんなそれぞれ卒業旅行で海外に行っていて愕然とした。今でもその話を聞くと心が冷え込む感覚があるくらい。

そんなに元気が、余裕があったなら、誰か1人くらい私の側にいてほしかった。話を聞いて欲しかった。

未だに思い出して泣いたり、芸能人の自殺のニュースに人より動揺する生活をしている。絶対に自殺しなさそうなパートナーも信じられず、絶対に自殺しないから動物を飼いたいな、なんて思ったりしている。

 

対して会社に裏切られたときは周りの人に恵まれた。

指導員は初手で会社に裏切られた感じだもんね、と言葉をくれた。上司は私に代わり、担当部署に圧をかけてくれた。両親は休職した私を家で受け入れてくれ、相方は数ヶ月会うたびに泣いて同じ話をし続ける私の側にいてくれた。

友達に会うと、泣いて良いんだよと言ってくれた。

ショックの原因が全然違うけど、彼らのおかげでトラウマにならずに済んだ面はあると思う。もし、首吊り事件ほどのトラウマになってたら、好きなものに携わることさえ諦めていたかも。

 

これ以上傷を増やさないためには、大声で助けてを叫ぶことも大事なんだなと思った。

でも、助けを求められないほど傷ついたときはどうしたらいいんだろうね。